連動を起こすと、相当強い地震に…
富山大学 竹内章名誉教授:「糸静の全部が動いたら相当大きなマグニチュードになるわけですね。ごく一部が動いたのは、2014年の(長野県)神城断層地震。白馬村辺りの活断層が動いた。それは糸魚川静岡構造線断層帯のごく一部が動いたんですけど。南海トラフ地震で、今回の能登半島地震みたいに連動を起こすと、相当強い地震になってしまうということですよね」
糸静のごく一部が動いたという神城断層地震は、長野県白馬村と小谷村で震度6弱の揺れを観測。多数の負傷者を出したほか、全壊81棟含む2000棟以上の家屋に被害がでました。
災害の経験が少ない富山県民は、今回の能登半島地震から多くを学び備える必要があります。
富山大学・竹内章名誉教授:「富山は安心だという楽観ではなくて、警戒心をもって災害に備えることが大事だということを教えてくれている」