普通は高気圧の中に入ってくることができないのに・・・

記録的な猛暑に見舞われている日本列島。
非常に強い夏の高気圧に広く覆われています。
本来、台風は低気圧の仲間なので、高気圧の中には入って来られず高気圧の外側で発生し、その高気圧のヘリを回る形で進みます。

今年は猛暑のため、台風の発生できる領域が少なく、1月~7月までの発生数は4個と平年の発生数7.9個を大きく下回っていました。

今月8月になっても、その状況は変わらないものの、記録的な暑さが続き、海水温度が平年よりおよそ3℃も高くなっています。

このため、強い上昇流が発生し積乱雲が発達するため、高気圧の圏内であっても、低気圧である台風が発生できる環境となってしまったのです。