女性の体にとって重要な役割を果たす「生理」。地震などの災害時、避難所で課題となるのがナプキンなどの生理用品が十分に行き渡らないことです。タブー視されがちな生理について楽しみながら学べるイベントが12日、金沢市で開かれました。
兵藤遥陽アナウンサー
「参加者に配られたのはナプキンやタンポン、繰り返し使える月経カップ。いったい何に使うんでしょうか?」

グループごとに配られたのは生理用品の入った紙袋。金沢市内で12日開かれたのは「ミッション:避難所で適切に生理用品を配布せよ!」と題した、謎解き風のワークショップです。
講師
「こういうものが届いているがそれぞれ何個ずつここの避難所には必要ですかね?何個ずつ配ればいいですかね?」

グループごとに避難所での生理用品の配り方を話し合いますが、年齢や生理周期、経血の量などによって必要なものは人それぞれ。生理の仕組みや生理用品の使い方を学びながら、必要な数を考えます。
男性「多い日・少ない日ってあるん?」
女性「そうそう」「2日目か3日目がいちばん多いんですよ、一般的に」
女性「その時には絶対(1日あたり)8個は要る。2時間か3時間に1度替えに行かないと漏れてくる」
女性「(月経カップについて)こんな大きいの入る?」
男性「これひっぱるんですか?」
女性「最後出すときに引っ張るのかな?」
男性「ちょっと怖いよね」
参加した男性
「基本的に触ったことがない。避難所では必要なものだから、災害が起きたから生理がなくなるということはないし」
主催した市民団体によりますと、能登半島地震の被災地でも避難所によっては女性への配慮が足りず、生理用品を受け取れない人がいたといいます。
アクロストン・みさとさん
「生理について自分の体に来る人も来ない人もどんなものか知ってみる。自分の体に来ない人はちょっと使い方とか必要性がわかっていないというのがあるのでぜひ知っていただきたい」