原爆は広島・長崎だけの問題じゃない

こうした中、模擬原爆の実態を突き止めようと研究を続ける若者がいます。大阪出身で神戸大学大学院に通う西岡孔貴さん(26)です。模擬原爆の研究を始めたきっかけは、大学1年の時、広島平和記念資料館で見た模擬原爆についての展示でした。
(西岡孔貴さん)「まさか自分の地元の文字を見るとは思わず、衝撃だった。原爆は広島・長崎のものだけの問題じゃないかもしれないなと関心を持った」
アメリカ軍の資料から、神戸にも4発の模擬原爆が投下されたことが分かっています。そのうち3発についてはどこに落ちたか特定されていますが、神戸製鋼所を目標としていた残る1発の正確な着弾地点は分かっていません。














