夏の甲子園が今年も盛り上がりの中、閉幕しましたが、もう一つの「そば打ち」甲子園が27日に開幕します。全国から16チームが競う大会に大分県立高田高校が出場します。

結成5年目を迎える高田高校そば打ちチーム。今週土曜日に迫った3年ぶりの全国大会「そば打ち甲子園」に向けて猛練習に励んでいます。

(高田高校そば打ちチーム・徳永あづ美主将)「そばを一から作って切るまでしていきます。(打つのが)段々と上手くなって周りからも上手いと言われるようになって楽しいです」

今年で12回目となる全国高校生そば打ち選手権は全国から集まった高校生が各行程で技術や所作の美しさを競います。3年ぶりの開催となる今年は16チームが参加予定です。高田高校が出場する団体の部は4人1組で4分ごとに入れ替わりながら1キロの二八そばを打ち片付けまでを制限時間40分以内に済ませます。

(そば道場講師・青山由香里さん)「タイムオーバーしたら失格だから何にもならない」

この日の練習ではそば粉に水分を含ませる「水回し」で苦戦するも、生地を伸ばす「のし」からスピードアップして完成。本番に向けて質と速さのバランスをさらに高めていきます。

(3年・嶋川史桜さん)「もうちょっと速く正確にできるようになりたいと思う」
(徳永あづ美主将)「最後の大会でやっぱり緊張の面が大きいですけどどうやったら手際よくできるかを詰めて後悔の無いようにみんなと協力しながら頑張っていきたい」

高校生活の集大成となるそば打ち甲子園。狙うは3年前の先輩が残した6位入賞のその先です。