
およそ2年に渡る改修工事を終えた福山城。

地下1階・地上5階建てで、内部は以前と同じ博物館仕様です。入口すぐそばには巨大なスクリーンが設置され、4階の3面シアターではゆかりの人物などを紹介しています。

福山城博物館 皿海 弘樹 学芸員
「このたびのリニューアル工事で体験型コンテンツを充実させたところは、たいへん大きな違いとなっております」
2階には、築城した水野家をテーマにしたコンテンツが並んでいます。

杉木 健那 記者
「水野 勝成のような戦国武将を体感できるアトラクションも用意されています」

勝成の「一番槍」をレース方式で模擬体験できます。それでは、ファイナルクエスチョンです。

こちらは、レプリカの火縄銃で的を射る体験型コンテンツです。

勝成は87歳のとき、火縄銃ではるか先にある的を射抜いたという記録が残されています。さて、何メートル先の的を射抜いたのでしょうか?
1. 18メートル
2. 28メートル
3. 36メートル
正解は、こちらです。

福山城博物館 皿海 弘樹 学芸員
「晩年のころの話なんですが、打った的が現在も残っているわけなんですね」

「5月7日、20間とありますので、現在の距離で言いますと36mほどになりますので、36m先から打ち抜いたと。そして、まわりの人を驚かせたということが書いてあります」

正解は、36メートル。

ちなみに的の大きさは、縦・横わずか12センチほどだったということです。88歳で生涯を閉じる勝成は、老いてなお武芸の腕前は健在だったのです。

福山城は28日にリニューアル・オープンします。当面は事前予約制なので、詳しいことは福山城博物館のホームページで確認してみてください。