高知県高知市の姉妹都市北海道北見市(きたみし)から、交流を深めようと小中学生らの訪問団が5年ぶりに来高しました。

高知市の桑名龍吾市長を訪れたのは北海道北見市の小・中学生ら7人で構成された北見市教育交流訪問団です。

1897年に坂本龍馬の甥にあたる「坂本直寛(さかもと・なおひろ)」が、高知から移民団を率いて北見市の開拓に貢献したことなどから、高知市と北見市は1986年に姉妹都市を提携しています。

より交流を深めるために訪問団が交互にそれぞれの市を訪れていましたが、新型コロナの影響で中止になっていたため、北見市からの訪問は5年ぶりです。

7日は桑名市長が「北海道にはない高知の魅力を勉強して楽しんでほしい」と歓迎した後、訪問団を代表して東相内(ひがしあいのない)中学校の赤堀なずなさんが挨拶しました。

(北見市教育交流訪問団 東相内中学校3年生 赤堀なずなさん)
「高知市の人たちに北見市をよく知ってもらい、私たちも高知市の魅力について学び、持ち帰り、新たな友好の架け橋となれるよう尽力します」

訪問団の滞在は8月10日までで、高知市農人町(のうにんまち)にある移民団の碑の見学や、高知市内の小中学生との交流などを予定しています。