フェンシング男女とも大躍進 メダル5つ“量産” 日本なぜ強い?

日本フェンシング協会のホームページによると競技の登録者数は、2009年度は4769人で、2023年度は6813人だそうです。SNSでは「競技人口少ないのに ほんとにすごい!」「日本では超マイナー競技のフェンシングでフランスに勝ってるのは快挙」といった声がありました。

ホラン千秋キャスター:
今大会は日本人1人が強いのではなく、全員が総力となって強かった。どのようなきっかけがあったのでしょうか。

ロンドン五輪 銀メダリスト 三宅 諒さん:
まずは練習会場なのかなと思っています。今までは種目ごとに違うフロアで練習をしていました。しかしここ数年で「ピスト」と呼ばれるフェンシング場が30本くらい作れるような広い場所で、3種目すべての練習ができるようになりました。みんなが同じ場所で練習をするので、お互い切磋琢磨できたことが勝因なのではないかと思います。

ホランキャスター:
(練習の様子を)お互いが見ることで刺激になったということですか?

ロンドン五輪 銀メダリスト 三宅 諒さん:
フェンシングは3種目一緒に試合をする機会が、オリンピックと年に1回ある世界選手権だけです。あとは男女バラバラに試合が行われるので、他の選手の勝敗を試合会場ではなく、練習場で知ることもありました。

練習場が同じ場所になり「どんな練習をしているのだろう」など、お互いが良い意味で刺激し合えるのはとても大事なことだなと思いました。