津波から住民の犠牲を少しでも減らそうと、岩手県久慈市が養成している防災士を対象にした講演会が行われました。

4日の講演会には久慈市が養成した防災士98人のうち47人が参加しました。
市は岩手県が2022年公表した、最大クラスの津波の浸水エリアの外側にある避難所へ通じる路上など市内の93か所に「避難目標地点」を設けていて、防災士がそれぞれの地域で住民の避難をサポートする仕組み作りを検討しています。
講師を務めた岩手大学の齋藤徳美名誉教授は「避難する人を増やすことが助かる人を増やすことになる」と防災士の役割に期待を込めました。
久慈市は9月1日、市の全域を対象に津波避難訓練を行う予定です。