叙情詩のように描かれるコミュニティの歴史

テーマは「和解」。映画では、この町が、元々は先住民の土地だったことや、放射線被ばくによる病気を嘆く住民の声、原爆投下後76年経って初めて開催された追悼式典に、被爆3世のアーティストが参加する様子などが、歌や詩の朗読を織り交ぜて描かれます。

浮かび上がるのは、「核兵器の威力と被害」という対立構造ではなく、ひだのように折り重なったコミュニティの歴史です。

映画を観た人は…
「アメリカには、アメリカの事情とか、その、放射線とかで苦しんでられる方がいるんだなっていうのがわかったんで。勉強になりました」
「どちらかがいいとか悪いとかではなくて、色々な視点を見る人が考えてくださいっていう形で、こう映し出してるところがいいなと思いました」
「実際にはそこで暮らしている人々がやっぱり核の被害者になってしまってる。被害者なのに、やはり核兵器をね、作って誇りにしてるっていう、その矛盾するところがなんとも言えない現実ですよね」

アメリカの中でも、政治的な考え方や世代によって原爆についての考え方は様々です。