「和解」とは…? 前進や忘却ではなく…

アイリーン・ルスティック監督
「私としては、どちらの人にとっても、この映画で何か新しいことを、見たり聞いたり学んだりできるんじゃないかって期待していますし、そういう映画になっていると思っています」

そして、この映画は、核の問題だけではなく、世界中の地域ごとにある複雑な負の歴史、暴力的な加害の歴史についての取り組み方を示していると、ルスティック監督は言います。

アイリーン・ルスティック監督
「和解とは、起きたことをお互いにもう忘れようよっていうことじゃなく、むしろお互いに起きたことを確認して、一緒に感じるということではないかと。それって全然違った心の動きであり、目的地なんです」
「忘れてもいいよって言われたとしても、いや、忘れないと。和解の目的は、前進したり忘れたりすることではなく、自分達が難しい歴史を抱えてるってことを確認しあうことだとさえ思います」

監督は、この映画の公開は、映画「オッペンハイマー」と同じ2023年で、意識して作ったわけではない。とのこと。そして「『オッペンハイマー』が描かなかったものに私は興味がある」と話していました。

この映画「リッチランド」は8月3日から、広島市西区の横川シネマで3週間にわたって上映されます。