1か月予報 8月の暑さどうなる? 将来 猛暑日が31日増加か

上村キャスター:
では、この暑さは8月も続くのでしょうか。1か月予報が発表されました。平均気温は全国的に高いということですが、日中の気温、夜の気温は高い日がやはり続くのでしょうか。

気象予報士 國本未華さん:
既に7月の時点で気温の高い状態が続いていたのですが、8月も平年よりも2℃前後は高いような状況が続きそうです。東京ではヒートアイランド現象により都市気候で下がりにくい。夜間は結構、気温高めの日が続きそうです。

ホラン千秋キャスター:
少しでも気温が下がっている夜にお出かけしようと思う人もいれば、日中から夜にかけて出かけずに済んだのであれば、もう夜も出かけないでいいのではないかと思うタイプの人もいます。私は後者です。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
私も同じく夜に出かけずに済むならベストです。東京の夜は暑くないですか?湿気の感覚が夜は抜けないです。

國本未華さん:
海が近いので、どんどん夜は風が入ってきます。

井上貴博キャスター:
フランスから帰ってきてるから特にそう思うのではないですか。

田中ウルヴェ京さん:
日曜の夜にフランスから日本に戻ってきたのですが、空港に着いたときに思わずフランスに戻りたくなるほど湿気がすごかったです。

井上キャスター:
私も玄関を開けたときに同じ感覚を感じます。

上村キャスター:
将来気温が上がるとどのような影響があるのか、気象庁が予測を行いました。
去年の東京は異例の暑さでした。猛暑日は平年約5日のところ、22日もありました。熱帯夜は平年約52日ですが、57日ありました。
そして今年の猛暑日は8月1日までに12日、熱帯夜は14日ありました。これは去年とほぼ同じペースです。

では将来、猛暑日・熱帯夜は、さらに増加するのでしょうか。世界の平均気温が2℃上昇したとなると、猛暑日は今より約6日増えて、熱帯夜も約14日増えます。
また、仮に4℃上昇したとなると、猛暑日は今よりも約31日増え、熱帯夜も約58日増えるという予測も出ています。

井上キャスター:
2℃、4℃とありますが、楽観シナリオと悲観シナリオは、どれくらいあるのですか。

國本未華さん:
この予測は現在進行形です。1800年代と比べて2℃上昇すればというシナリオなのですが、既に1℃以上は上昇している途中なので、予測の中に突入しているという状況です。さらに今後CO2が増えていけば、4℃のシナリオになり得るという感じです。

ホランキャスター:
猛暑日は平年だと約5日と書いてありますが、嘘だろ!?と思ってしまいます。気温が下がっていく要素が今は揃っていないので、とにかく暑くなっていくところをどれだけゆっくり食い止めながら、私たちも順応していけるか、ですね。

國本未華さん:
対策によって健康管理していくことも重要です。

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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト
慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰