■パワーや腕力だけが重要ではない競技
オリンピックの種目にもなっている「ウエイトリフティング」ですが、単純にパワーがある選手が強い…というわけではないといいます。
その見た目の印象では、力だけで挙げているような印象がありますが、実際は技術で挙げる部分が大きいそう。

このことから、バーベルを持ち上げる際は、フォームなど細かく気をつけなければいけない点が多々あるとか。
話によれば、“モノを持つとき、(そのモノが)体から離れるほど重たく感じる”ため、バーベルを挙げる際は“体に沿わせてまっすぐ”を意識するとのことです。

また、腕力が注目されがちなウエイトリフティングですが、脚力の重要性も非常に高いそうです。そのため選手の中には、トレーニングをする際に、走り込みなどをメニューに加えている人もいます。
■ウエイトリフティング・日本の若きホープ
そんなウエイトリフティングで現在、注目を集める選手がいます。それは、松原敬(まつばら あつと)選手です。

松原選手は、福岡県の能古島で生まれ、兄妹全員がウエイトリフティングに打ち込んでいる環境で育ちました。
中学生(※2022年8月放送時)ながら自身も高い身体能力を持っており、そのポテンシャルは、同競技においてオリンピック2大会メダリストの三宅宏実選手からも期待を寄せられています。

実は、2021年から未来のオリンピック選手を発掘する「JAPAN RISING STAR PROJECT」にも選出されている松原選手。
2022年7月に出場した全国中学生選手権では、スナッチ71kgにおいて歴代3位の好記録を出し、準優勝を果たしています。

この結果を経て松原選手は、「(来年)3月にまた大きな大会があるので、それまでに自分の記録を塗り替えるのはもちろん、日本新記録を樹立できるようにこれからも努力したいと思う」と話してくれました。
さらなる進化を目指す、松原選手の今後が楽しみですね!
(「バース・デイ」8月20日放送分より)