どうして色が変わるの?

ーそれにしても、どうしてブラックライトをあてるとこんなに色が変わるのでしょうか。

(東洋産業 大野さん)
「紫外線を当てると、タンパク質や葉緑体、ビタミンなどがよく光って見えるのですが、これは紫外線を浴びた物質が紫外線のエネルギーを吸収して、目に見える光に変えて放出するからだそうです」

「虫が青く輝くように光る反応は『蛍光反応』と言います。虫によってはこの蛍光反応を持つタンパク質(蛍光物質)をたくさん持っています。紫外線が蛍光物質に当たると、その紫外線のエネルギーは蛍光物質のもつ電子に移動します」

「 電子は励起状態(エネルギーを持ち過ぎた状態)になり、すぐにいらないエネルギーを捨ててしまいます。このエネルギーが熱や光となって出てきます。紫外線が熱や光になるとき、目に見えない紫外線が目に見える色に変わって放出されたものです。…ちょっと難しいお話ですね」

植物は光るの?

ー植物も光るのでしょうか?

「植物にも光るものがあり、ちょうど私の近くにあったものだと、カタバミやサクラの葉は赤く光りました」

【画像⑧】赤く光るカタバミ
【画像⑨】赤く光るサクラの葉