では、青色の矢印看板の「指定方向外進行禁止」にしては…?
最後に、愛媛大学・坪田准教授の提案の、青色の矢印看板の「指定方向外進行禁止」したうえで、路線バスには直角方向の右折を許可する運用についても、聞いてみました。
――今回のような交通量の多い主要幹線道路で、かつ路線バスの経路になっている場合は、進行を禁止する方向の先にある住宅や店舗等に向かおうとする人の利便性が低下する恐れがあるため、地域住民等の意見や要望等を踏まえて検討が必要、とのことでした。
なるほど、時差式信号などで『多少時間がかかる』方式とは異なり、住民等への影響が大きい『行けなくなる』方式は、慎重な検討が必要とのことです。
愛媛県警交通規制課は、本件について次のようにコメントしています。
(愛媛県警交通規制課)
「本件交差点は県内でも特に車両・歩行者の交通量が多く、朝夕の通勤時間のみならず、日常的に交通渋滞が発生しています」
「また、この交差点では変則五差路ともなっており、複雑な信号制御を行っています。引き続き交通状況の変化、事故の発生状況を踏まえ、道路利用者にとって分かりやすい交通規制となるように努めて参ります」
愛媛県警交通規制課によりますと、この交差点を除き、愛媛県内には他に「青青信号」はないとのことです。
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