■男「にげてやろう」

裁判で検察側はこう明らかにした。

「男が警察に声を掛けられたところ逃走した」

きっかけはナンバープレートが曲がった車を見つけ、警察が声をかけたこと。

そこから男がとんでもない運転をしてしまう。それが逆走であり、タクシーとの事故につながり、ケガ人まで出す事態となった。

さらに検察は、当時被告の男が考えていたことも明らかにした。

「警察に捕まりたくない。まいてにげてやろう」

なんと、逃げようとしたというのだ。捕まりたくないという理由で。

そして出していたスピードも明らかにされる。時速110キロ。

検察は「110キロで道路を逆走していた」と犯行の悪質性を指摘した。