「理想のパークが出来て、次の五輪に」 練習場求め小学生が市に陳情書

千葉県に住む小学5年生の渡辺弘人くん(10)。小学1年からスケボーを始めましたが、決して恵まれた練習環境があるわけではありません。

渡辺弘人くん
「家の前に縁石みたいなものがある。それだけでも一応練習はできるけど、それやってたら近所トラブルが起きたり、うるさいとか言われたりしている」
今は練習のため、1人で電車を乗り継ぎ都内のスケートパークに通っているという弘人くん。
先日、ある行動を起こしました。自身が住む船橋市にスケボーの練習場の設置を求め、陳情書を提出したのです。

陳情書には
「みんなで楽しくスケボーをするためには、良いかんきょうや、良いスケート滑れる場所、安全に滑れる場所が必要です。どうかよろしくお願いします」
と書かれています。

弘人くん
「(Q.今後どうなってほしい)理想のパークが出来て、練習して次の五輪、オリンピックに出られたら良いなと」
陳情は6月に市議会で採択されましたが、厳しい現状も…。実は船橋市には7年前にも同様の陳情が出されていたのです。

船橋市に陳情を提出した志村能宏さん
「7年ほど前に陳情を出して市とは話し合いを進めていて、何度か協議したが、未だ練習できるような場所は出来ていない」
船橋市によりますと、これまで設置場所として複数の公園が候補にあがりましたが、スケボーの走行音の大きさなどがネックとなり見送りに。さらにケガなどの安全管理の問題もあると説明しています。
志村さんも、今回のオリンピックが設置への追い風になればと話します。
船橋市に陳情を提出した志村さん
「女子ストリートも男子ストリートも、いい色のメダルが揃ったので、ぜひスケートボードも嫌な目で見られないような環境になれば」

















