働いて社会とつながることで、子どもたちが自立への一歩を進めるよう支援する「自立援助ホーム」。今回、愛知県豊田市にある「陽和ハウス」の取り組みを取材しました。
腕にはリストカットの痕が…学校とのトラブルで引きこもりに
岐阜県内のある家を訪ねた男性。階段を上った2階の部屋には、食べ終わったあとの食器や食べかけのパンが、そのままになっています。


部屋にいたのは、17歳のリョウタさん(仮名)。
中学2年生のときに学校とのトラブルがあり、その後、引きこもりの状態が続いています。

男性は、引きこもりの少年を支援するNPOの代表・渋谷幸靖さん。この日、リョウタさんは家を出て、NPOが運営する自立援助ホーム「陽和ハウス」に入ります。
(陽和ハウス・渋谷幸靖理事長)
「何を持っていく?パソコン持っていく?」
(リョウタさん【仮名】)
「もう帰ってこない?」
(陽和ハウス・渋谷幸靖理事長)
「足りないものは、送ってもらえばいいから」
リョウタさんの腕には、リストカットの痕が残っています。
(リョウタさん【仮名】)
「(リストカットは)気分。わーってなったときに」
