選挙ゆえの警備の難しさ…交通規制は逆効果になることも

ーーーある意味「抑止力」になる見せる警備ですね。そして、私服警官のような見せない警備の2つが必要だったということですね。豊田さんは選挙演説中の出来事ということで何か思われることはありますか?
(豊田真由子元衆議院議員)
「私も(過去に)選挙演説をやって安倍総理にも来ていただいて、その時は県警の方が数十名で聴衆も4000人くらいいたので。そういう中で自分は安倍総理と一緒に選挙カーに立ってやった。ただ、選挙ってやっぱりすごく特殊なので、先ほど交通規制の話が出ましたけれども、絶対に交通規制はしないんです。なんでかと言うと、それ(交通規制)って地元の方とか道を通る方に嫌がられますよね、迷惑がかかりますよね。そうするとマイナスですよね。逆効果だから絶対に地元の方に迷惑をかけずにやるっていうことなんです。あと、やっぱりSPが私のときもいらっしゃいましたけど、あんまり目立たないようにして欲しいということがあって。というのは、やっぱ親しみやすさ、身近に感じてもらって票を入れてもらうために来ているので、とにかく近くに行って、それこそ何千人の中に演説が終わった後に総理と入っていってみんなと握手をするというのは、それが良いか悪いかは別として、それが日本の選挙なんですよ。だけど、その現状でこういうことが起こってしまうならば、じゃあ次はどうするということは考えないといけないと思います
ーーー選挙ならではの特殊な事情というのもあるようです。ただ一方で、交通規制はしないにしろ、果たして人の数はこれで足りていたのでしょうか?
「警視庁であればですね、必ず銃器というのは想定します。それともう1つは、やっぱり狙撃をされるというおそれもありますので、高所にも必ず警察官を配置します。人の流れを見るだけではなくて、窓やいろんな屋上などの周囲をすごく警戒するんですね。ですから、それくらい警備を万全にするんですけれども、行き過ぎた警備かもはわかりませんけれども、やっぱりさまざまな人に行き過ぎていると思われてもそれは人を守るためですから私は仕方がないことだと思うんですね」














