今月26日に開幕する夏のパリオリンピック™。石川・白山市出身の水球男子・新田一景選手は初めての大舞台。アジア大会で金メダル獲得に貢献したチーム随一の「判断力」を武器に、目指すは史上初のベスト8進出です。

「水中の格闘技」激しいプレーの応酬が魅力の水球

「水中の格闘技」とも呼ばれ、激しい攻防の中でゴールを狙う水球。ボールを持った攻撃側は、30秒以内にシュートを打たなければならないため、スピーディーな試合展開が求められる競技です。

オリンピック代表初選出の新田選手(26)は、右サイドを任されるディフェンスの要。期待されるのは、ピンチをチャンスに変える“判断力”と“カウンターの起点”としての役割です。



水球男子日本代表 新田一景選手
「ディフェンスの部分でのインターセプト、ディフェンスから攻撃に転じるときに自分がキーの役割になると思っているので、まずそこは“判断力”を生かしたいところ」

水球男子日本代表 塩田義法監督
「相手に数的優位な状況を仕掛けられた時に、中盤でボールカットできれば、逆にチャンスになっていくわけだが、彼はそういったカウンター中の判断力が優れているので、ピンチの時の彼のプレーに期待している」

先月8日、新潟県柏崎市で行われた日本代表の練習試合。3大会連続でオリンピック出場を決めたポセイドンジャパンは、パリで史上初のベスト8進出を目標に掲げています。