増える子どもへの性犯罪

県内では2023年7月に仙台市の商業施設で未就学の女の子を体を触ったうえ連れ去ろうとする事件など、このところ子どもが被害に遭う性犯罪が相次いでいます。

全国で、未成年が不同意わいせつや不同意性交などで被害を受けた事件は、2023年が2403件で2021年以降は増える傾向にあります。

【子どもへの性犯罪事件(不同意わいせつと不同意性交)での検挙件数】
2024年 2403件
2023年 1938件
2022年 1848件
2021年 1801件

なぜこうした犯罪に及ぶのか、犯罪心理学などが専門の筑波大学、原田隆之教授は、「子どもに性加害を加える人の多くは、『ペドフィリア障害』という精神障害を持つ傾向にある」と話します。