突然の退職は企業側にも問題が発生 「業務の引継ぎはどうする」
しかし、このような突然の退職が続くと、企業側にも問題が発生します。
県内で人事コンサルティング業を行っている社会保険労務士の池田東史雄さんはこう指摘します。
社会保険労務士・池田東史雄さん「会社が本人と直接連絡が取れないので、業務の引継ぎができず、今の仕事に支障が生じてしまうという問題が起きています」

また、池田さんは企業側の対応として未払い残業代に関するトラブルへの注意や感情的にならない対応が必要だと話します。
社会保険労務士・池田東史雄さん「ことを荒立てても企業側にメリットは全くないので、粛々と退職手続きを進める。これしかない」
県内でも利用者が増え始めている退職代行ですが、働くことに対する価値観の変化とともに労働者の大きな選択肢の1つになっていくかもしれません。