電話1本で行われる退職代行 シミュレーションでやってみると
退職代行業務はどのように行われるのか、入社1年目の記者が架空の会社を退職するための手続きなどを体験してみました。
依頼者が上司から暴言やパワハラを受けているという想定で、出島さんに代行業務のシミュレーションをします。
退職代行JUMP・出島義大さん「ご依頼いただきまして、ご意向をお伝えさせていただきます。きょう限りで退職したいという希望です」

架空の会社の人事担当者「本人からは何も伺ってないんですけど、本人はどういう理由で退職したいと言っているんですか」
退職代行JUMP・出島義大さん「退職理由に関しては日々上司から暴言やパワハラを受けていて、職場の人間関係に問題があったと聞いています」
架空の会社の人事担当者「パワハラ案件になると、当社でも調査とか対応に入らなければいけないのでヒアリングをさせて頂きたい。退職については意向はあるということで話は伺わせてもらった」

このまま退職が成立しようとしていましたが、ここで人事役の社員からは…
架空の会社の人事担当者「ただ、本人から御社が委託を受けている証拠がない限り、本人の意思としては扱えないので、本人が代行をお願いしていることを示すものがないと受け取れない」
退職代行JUMP・出島義大さん「本人から退職願及び委任状をそちらに郵送をしていただきますので」
架空の会社の人事担当者「分かりました。いったんこの電話をもって意向については承りました」
退職代行JUMP・出島義大さん「それ(書類)が手元に届き次第、当社にご連絡いただければと思います。よろしくお願いいたします」

このように、依頼者が会社と直接コンタクトを取ることなく退職の意向を伝えることができました。