今回のイベントの会場となった「中条グランドホテル」。
このホテルで働く池田真一さんが、今回のイベントの仕掛け人です。
開場直前まで、座席の確認など準備に追われていました。

池田さんはかつて東京の劇団で活動し、10年前に地元に戻ってきました。
ラジオドラマや舞台の脚本なども数多く手がけていて、「声援団」の立ち上げの時から池田さんが書いた脚本を使っている縁で、今回が7年ぶり2回目の胎内市公演となったのです。

池田真一さん
「ようやく、この日を迎えることができました。あとは無事に開演できれば…」

池田さんは声援団の公演に、3つの思いを込めていました。
ひとつは、地元の人たちに“声のプロ”の演技を見てもらいたいということ。
2つ目は多くの人に地元の良さを知ってもらいたいということ、そしてもうひとつは、胎内市を襲った災害の記憶を伝えたいということです。

「地元の出来事を題材にした演目もあるので、地元でも大きな災害があったんだよと、他人事じゃないんだよと知ってもらいたい。そして、せっかく目の前で本物の演技が見られるチャンスなので、多くの人に体感していただきたいですね」