交換留学で沖縄へ “1年”のつもりが移住することになった運命の出会い

城戸理加さん
「大学で(掲示板を)パッと見たら、交換留学がありますと。私の学部は(留学先が)沖縄だったんですよ。申し込み期限も3日ぐらい過ぎていて、先生のところにいって『これ受けたいんですけど、また受けられます?』って言ったら『まだ誰も応募者がいないから受けられるよ』と言われて受かって、沖縄に来たんです。4年のときに」
1年で帰るつもりだった沖縄で選挙のアルバイトをした時に、後に城戸さんの夫となる伸一郎さんと出会い、結婚。そして出産を経験した。

城戸理加さん
「すぐ子どもが生まれ、夫は元々運送業をしていたので、育てながら運送業を手伝っていました」
そのうち、伸一郎さんが元々やりたかった飲食業を始めることになったが、当初、理加さんは違う仕事を続けていた。

城戸理加さん
「私は、(夫と)同い年なので、同じ仕事をすると絶対にけんかすると思いましが、半年ぐらいして、どうしても人手が足りなくてできなくなったので、『じゃあ、弁当店の仕事に入ろうか』ということで、実は(私は)後から加入しているんです」

夫婦で弁当販売を始めて3年が経った頃、東北であの震災が起こる。