広島大学 理工系3学部で「女子枠」設置へ
広島大学では2026年度の入試から理学部・工学部・情報科学部の3つの学部に「女子枠」を設置します。「女子枠」入試は、理工系の学部で女子限定の定員を設ける入試制度です。女子が少ない理工系学部の男女比の差を減らすことや、多様性の確保などが目的です。全国でも広がっていて、国も大学のこうした取り組みを支援しています。
学生たちは「女子枠」設置についてどう感じているのでしょうか?

理学部数学科の男子学生
「さっき、研究室に男子しかいないと話して性別も気にしていなかったが、よくよく考えてみるともし周りが全員女性だったらと考えたときに怖いなと思った」
「そこで女子枠が設置されていて必ず1人は来ると分かっていれば、友だちは少なからず作れると思うのでチャレンジできるかな」
理学部物理学科の女子学生
「理系は男性の方が多いという社会がある以上、高校生が無意識のうちに進みにくくなっている。先に社会の女性を増やせば偏見がなくなって高校向けの政策もしやすくなるんじゃないかな」
工学部の男子学生
「理系は男というイメージができているので、大学が女子枠を作ることで理系の女性が増えて、理系のイメージも変えてくれる試みの1つとして女子枠は可能性があるんじゃないかなと思った。高校に着目するのが大事だと思った」