全国高校野球山梨大会は19日に準々決勝の残り2試合が行われ、ベスト4進出をかけ2試合とも1点を争う、手に汗握る闘いとなりました。
帝京第三と日本航空の対戦は息詰まる投手戦に。
日本航空の先発、2年生エースの高木秀人は丁寧にコーナーをつく投球。
帝京第三のエース橋本建は二度の満塁のピンチをしのぎ、両チーム8回までスコアボードに0を並べます。
迎えた9回表、帝京第三は先頭打者の2番清水がレフトオーバーのツーベースヒットで出塁すると、続く3番中島が交代したピッチャー柳澤からライトにスリーベースヒットを放ちついに均衡が破れます。
しかし9回裏日本航空は2アウトながら3塁にランナーを送ると2番金子竜馬がライト前にはじき返す同点タイムリー。
さらに満塁とすると5番中西の当たりはセンターに抜けサヨナラ・・・かと思われましたが、1塁ランナーがセカンドベースを踏んでおらず、2塁フォースアウト。これでスリーアウトとなりタイブレークの延長戦に突入します。
そして11回表帝京第三は中島の2打席連続のタイムリーで2点を追加します。
しかしその裏日本航空は4番雨宮のタイムリーなどで再び同点に追いつくと、2アウト満塁でフルカウント。
帝京第三、1人で投げぬいた橋本のきょう179球目は押し出しのフォアボール。
日本航空はサヨナラ勝ちで準決勝に進出しました。
公立校、甲府城西と日大明誠の対戦。
3回日大明誠は2番秋山のタイムリーヒットで1点を先制します。
無得点の甲府城西は9回、2アウトから3番三井がヒットで塁にでますが続く4番小池がライトフライに倒れゲームセット。
日大明誠がベスト4進出です。
準決勝は東海大甲府対駿台甲府、日大明誠対日本航空となりました。