大ヒット商品「茶バター」

【住】海外で抹茶は、飲むというより加工品という扱いが主なようですね。
【平】抹茶のニーズが高まるっている波に乗り、そのぎ茶の魅力発信や販路拡大につなげているということです。

現在「そのぎ抹茶」は県内外で抹茶の加工食品に使用されていて100社近くの企業と取引があります。また、アメリカを中心に海外へも輸出されています。そんな中、「そのぎ茶」を原料とした ある商品が大人気になっているんです。

瓶詰めされたこちらの商品は…「茶バター」。
そのぎ抹茶の香りや味わいを前面に押し出した商品です。
元々はパンの製造を行っていた東彼杵町の ちわたや が作っています。

ちわたや 前野高宏さん 麻琴さん:
「もう本当にバターとシロップとお塩と抹茶だけというシンプルな 材料で バターとの相性も良くて 実際パンに塗ってみると香りも 味も 色も引き立って」

地元のお茶を活かした商品を作りたいという強い思いから生まれた 茶バター。前野夫妻はそのぎ抹茶に、特別な魅力も感じています。

ちわたや 前野高宏さん 麻琴さん:
「他の抹茶も使って作ったこともあるんですけど 他の材料に合わせても 結構抹茶の味をしっかり感じられる 美味しい抹茶だと 思います」

【住】そのぎ抹茶を使った商品は他にもいろいろとあります。 例えばポップコーンのフレーバーとして使われていたり町内のカフェでは「そのぎ抹茶セーキ」というものも出されています。
【平】そのぎ茶は今まさに、特徴を活かした付加価値の高い商品開発や消費拡大を図るためのアピールが軌道に乗り始めたように見えます。