今年5月から6月にかけて石川県小松市の小学校でプールの水が流れ出た事故で、市は、損害が生じた水道代の半額に当たる135万円余りを教員4人に弁償させることを決めました。

小松市の芦城小学校では、今年5月から6月にかけて、本来は閉じるはずのバルブが開いたままの状態で給水し、プール23杯分に当たる水が流失しました。泥を排出するためのバルブが開いていたのが原因で、水道業者が6月11日になって検針し、発覚しました。

小松市は、プールの管理を担当していた教員に過失があったと認め、流失によって生じたおよそ271万円の水道代の半額にあたる135万5千円を教員4人に負担させることを決めました。負担額は、校長と教頭がそれぞれ45万円余り、プールの管理を担当していた50代の教諭が36万円余り、20代の教諭が9万円余りとし、残る半額は市が負担するということです。

プールの管理を担当していた教諭2人は、バルブを閉めたことを確認したとしていますが、弁償に応じる意向を示しているということです。