まもなく夏休みがやってきます。円安や物価高に頭を抱える中、今シーズンの夏の旅行事情はどうなっているのでしょうか?

みなさんはもう夏休みの予定を立てましたか?旅行先について街の人に聞いてみました。

「石垣島とか、波照間島とか」
「ディズニーランドに行きます!」
「子どもと関門海峡に」

(オーストラリアから日本に)
「福岡の祭りを見に行って、これから横浜行ったりしようと思ってる」

「帰省する程度です」
「円安なので、ちょっと今(海外に)行くのは損かなと」

既に旅行の計画を立てている人もいれば、「円安」や「物価高」の影響で遠出をためらう声も。日銀の調査によると今後1年間、商品やサービスを選ぶ際に最も重視することとして、約6割の人が「価格の安さ」と回答しています。

岡山発着の旅行プランを取り扱うリョウビツアーズでは、国内旅行については物価高の影響で昨年と比べやや控え目な傾向だといいます。

(リョービツアーズ経営統括本部 坂本欣子さん)
「対前年比でいうと、少しやっぱり落ちてはいます。(旅行に行く人数や件数は)95%~98%くらいかなと」

今年は旅先のチョイスにも変化があるようです。

(杉澤眞優キャスター)
「昨年の人気は沖縄でしたが、今年のトレンドは北海道なんです」

(リョービツアーズ経営統括本部 坂本欣子さん)
「外に出て遊びたいというイメージで、遊ぶ=海=沖縄だったのかもしれないのですが、昨年も暑かったじゃないですか。今年も暑いだろう、暑いんだったら少しは涼しい所に行きたいかなという意識から、今年は涼しい北海道に行ってみようかなという声が多い」

一方、海外旅行については…

(リョービツアーズ経営統括本部 坂本欣子さん)
「9割以上のお客様がお出かけいただいている海外の旅行先がソウルと台湾。やっぱり近いので、すぐに行けるイメージがあって、2泊3日、3泊4日の旅行ができるので、今はものすごくお出かけいただいています」

海外旅行の人気は、国際線が再開された台湾と韓国に集中。大韓航空によると例年、夏は予約で混雑するといいますが、朗報もあります。

(リョービツアーズ経営統括本部 坂本欣子さん)
「今までが週3便しか運行していなかったのですが、8月3日から週5便になりました。増えた便数分だけ席も増えましたので、まだまだソウルも台湾も相談いただければ、まだまだご案内できるお日にちもありますので」

【スタジオ】
リョービツアーズの坂本さんによりますと、特にお盆シーズンに予約が多いと考えがちですが、最近は分散して休みを取る人も多いので、以外と国内の観光地は空いているかもしれないということです。