重い知的障害がある利用者が、食事やトイレの介助を受けながら、それぞれに仕事をしている生活介護事業所「ITSUMO(いつも)」。
利用者はそれぞれの特性にあった仕事を担当
千葉市若葉区の住宅街にある、生活介護事業所「ITSUMO(いつも)」。重い知的障害がある利用者が、食事やトイレの介助を受けながら、それぞれ仕事をしています。
取材した日は16人の利用者がいて、始業時間の午前10時、1人の利用者と職員が、外に出てきて、施設の前の道路沿いに「駄菓子屋」と書かれたのぼりを立てました。
「駄菓子屋ITSUMO」のオープンです。

「ITSUMO」では利用者をスタッフと呼んでいますが、人と関わるのが好きなスタッフが職員と一緒に駄菓子屋でお客さんを迎えます。
「御用聞き」担当のスタッフもいます。
地域の住民からの依頼に応じて、庭の草取りとかポスティングといった仕事に出向きます。
ちょっと根気がいりそうな作業に自分のペースで取り組めるスタッフは、飲食店で廃棄処分になったカキの殻を細かく割る仕事の担当。最終的には粉末状の肥料として、地元の農家に販売しています。
このように、スタッフがそれぞれの特性にあった仕事を担当しています。
