クラゲの種類が不明の場合は、酢はかけずに「海水」

稲垣)そしてこのハブクラゲと双璧をなすと言ってもいいぐらいの「カツオノエボシ」。

提供:県衛生環境研究所

これはまず海水や刺胞球や触手を洗い流すということが必要です。そして“患部を40度か50度のお湯につけるか、冷やす”ということになります。カツオノエボシの場合は。

絶対にやってはいけないのが、真水・アルコール・砂で揉む、これはハブクラゲへの対応と一緒なんだけども、違うのが、「酢をかけちゃいけない」んですね。

ーそうなんだ。難しい判断ですね。

稲垣)だから、クラゲの種類が不明の場合は、酢はかけずに「海水をかけましょう」ということは徹底していくことが大事ですね。


ー「海水をかける」はハブクラゲでもカツオノエボシでも、共通した対処法なんですね。

稲垣)
キラキラ光ってとても綺麗ですからね。近寄りたくなりますが、危険生物だというところを認識してほしいと思います。

(聞き手 パーソナリティ・ナガハマヒロキ、RBCアナウンサー鎌田宏夢)