土石流の前兆3つ

福島県は6月、土砂災害警戒区域外でも土砂災害が発生する恐れがある場所を明らかにしました。その数、3万8670か所、最も多いいわき市で6149か所、次が二本松市の4182ヵ所、田村市の3420ヵ所となっています。

こうした土砂災害から命を守るためにはどうすればいいのか。まずは、土石流の前兆となる現象に気付くことが大切です。

(1)山鳴りがする
(2)川の水が濁ったり、川に木が流れてくる
(3)腐った土のにおいがする

こうしたことが起きると、土石流が発生する危険がありますので、避難をしてください。

次に、命を守るための3つのポイントです。

(1)ハザードマップを確認しておくこと。普段から、自分の家が土砂災害のおそれがある地区か知っておくと安心です。
(2)非常用の持ち出し品を用意しておくこと。避難を前提としているので、家に常備するものとは別に、避難直後から3日分を目安に、水や薬など必要なものを、持ち出し袋に入れてすぐ取り出せる場所に置いておきましょう。
(3)避難場所やタイミングを決めておくこと。自治体の発令が間に合わない可能性もあるので、自身や家族と話し合って決めておきましょう。

雨の日が続いて地盤が緩んでいるところもありますから、いざという時のために備えておきましょう。