去年7月、熊本県内で2度 線状降水帯が発生し、益城町や山都町などで大きな被害が出ました。1年が経ち、復旧は進んでいるのか、現地を取材しました。
水田がえぐられた「今年は作付けできない」

去年7月3日、益城町と山都町で1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測し、7月の観測史上最大を記録しました。
益城町では、川が氾濫し水田が広い範囲で冠水。県道が崩落しました。
それから1年…。

記者「1年前、木山川の氾濫で水没した水田は現在田植えの作業が進められています。一方で、復旧工事のため現在も作業がおこなわれていない場所もあります」
米農家の坂本強(さかもと つよし)さん。現在も水田の復旧工事を続けていて、作付けできない水田もあると言います。

米農家 坂本強さん「水でえぐられた、水田の半分くらい、いま草が生えているところは(雨で流されて)稲はなかった。今年は作付け出来ないので、そこがどうなるかというところ」
また大雨が降ったら…坂本さんは不安を抱えながら米作りと向き合います。