「予定外の妊娠」を防ぐ方法として着目した「アフターピル」
15歳から49歳までの女性1000人に対する県内の人工妊娠中絶率は2021年度、7.5で、最も少なかった茨城県の3倍以上、さらに4年連続全国ワースト1位となっています。

この事実を知った2人はまず、「人工妊娠中絶を選択した理由」を調査。
「未婚」の次に多かったのは「予定外の妊娠」で、それを防ぐ方法として2人が着目したのが「アフターピル」でした。

(日南高校2年 宮浦琉伊さん)
「もともと名前だけは知っていたが、使用方法とか、詳しくは知らなかった」
望まない妊娠を防ぐために服用する「アフターピル」。
排卵を遅らせる薬で、性交後72時間以内に飲むと妊娠を高確率で回避できるとされています。

2人は、学校で生徒95人を対象に、アフターピルの認知度に関してアンケートを実施。その結果、アフターピルについて知っている人はおよそ45%でした。
ただ、「知っている」と答えた人でも、「性行為前に服用する」「一週間以内であれば効果がある」など誤った知識を持っている人が多いことがわかりました。


(日南高校2年 阿部龍斗さん)
「知っている人の中でも間違った認識をしている人が多いというのを知って、このポスターを通して、実際、『アフターピルって何だろう?』というのを興味をもって調べてもらって、人工中絶率が減っていけばいいなっていう思いで2人で作りました」
















