亡くなったつぐみさん「出歩かず、コツコツ貯金するタイプだった」

亡くなったつぐみさんは、高校卒業後、建設会社に勤めたあと和裁関係の会社へ。2013年から亡くなるまでは、近くの清掃会社でパート勤務をしていた。主に役所や病院の清掃を行っていたという。

兄によると、真面目で几帳面、コツコツお金を貯めるタイプで、1人でいることを好んだ。買い物に出る以外は外を出歩くこともなく、週に1度の休みには家で本を読んで過ごしていたという。

検察官 つぐみさんは外食はしていましたか?

ー極力していませんでした。

検察官 無駄遣いは?

ーいえ、安いやつを見つけてくる方です。

検察官 休みの日は?

ー基本自宅で本を読んだり、インターネットで小説を探して読んだりしていました。

そうした暮らしぶりもあったのだろうか、つぐみさんの最近撮った写真がみあたらず、兄は葬儀を出す際、警察が持っていた「免許証の写真」を遺影にした。

検察官に葬儀を終えた時の気持ちを尋ねられると、「やるせないですよね。金のないところに入らなくてもいいのに」と、肩を落とした。

亡くなったつぐみさんが住んでいた部屋