NATO首脳会議とその後ドイツを訪問した岸田総理は一連の外交日程を終え、きょう夕方、帰国の途につきます。遠く離れたヨーロッパ諸国に岸田総理は何を訴えたのか、同行した政治部・堀記者の報告です。
今回、一連の会談で岸田総理が必ず言及していた「東アジア情勢」。主に北朝鮮や中国の動向を指していますが、2つの国が共通して関係を深めているのがロシアです。
日本としては、“東アジア情勢の悪化がヨーロッパにも影響を及ぼす”と訴えることで、危機感を醸成させたかったものとみられ、ある政府関係者はロシアと中国・北朝鮮の結びつきを強調することが「隠れた大きなアジェンダ(実現すべき議題)だった」と話します。
その結果、日本とNATOの間で▼機密情報を共有することや、▼年内にヨーロッパで共同訓練を行うため調整を進めるなど、具体的なメニューを打ち出すことに成功しました。
岸田総理(米・ワシントン 11日)
「欧州各国がインド太平洋に対して関心を強めているということ、こうした動きについては歓迎も申し上げました」
ただ、外遊中には防衛省で特定秘密の漏えいによる処分が行われるなど、安全保障上の懸念が明るみに出ています。
こうした外交努力を成果に結びつけるためにも、まずは国内で態勢の立て直しが求められます。
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