■繰り返された暴行

女はその状態になっても逃げまわった。

「電気ショックだけはやめてください」

その言葉に男は「思いっきり叩くことになるけど」と応じた。

「4万いきませんでしたね」

男は自由を奪われ正座させられた女にそう言うと、肩や背中、腕などを硬い棒で叩いたという。

これで終わりではなかった。

「電気ショックは1回はやらないと本部は許してくれないみたい」

「嫌です」抵抗する女の言葉を聞き入れず、男は何かを押し当て、女に電気ショックを与えた。

3月12日、女は男の家から逃げ出した。

その後、男の家からは木刀が見つかったほか、銅線がむき出しになったコードがコンセントに差し込まれていたのも確認されたという。

これが検察がした陳述の詳細だ。

次回の公判は8月9日。傷害はもちろん、死体遺棄教唆についても何を語るのか、注目される。

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