13日の海開きを前に岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場で11日、中学生を対象とした津波避難訓練が行われ、高台までの避難ルートを確認しました。
訓練を行ったのは、陸前高田市の高田第一中学校と、高田東中学校の3年生およそ130人です。

訓練は、高田松原海水浴場で生徒たちが遊んでいたところ、宮城県沖を震源とするマグニチュード9の大地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で行われました。
生徒たちは、大津波警報の発表が伝えられると、高台にある陸前高田市の総合交流センターを目指して歩いて避難し、ルートを確認していました。

(参加した中学生は)
「避難するのに思ったより体力いるし大変だなって思いました」「時と場合においてしっかり避難することはしっかり心がけてやって行きたいなと思います」「慌てちゃいけないことと高いところに行くことを意識してしっかりできた」

訓練を通じて、海水浴場から1キロほど離れた高台の施設まで避難するのに10分から15分ほどかかることが分かり、生徒たちは速やかな避難開始の大切さを実感していました。