高校生との交流を通じて子どもたちに、草花の魅力や花のある生活を感じてもらおうと、愛媛県西条市内の保育園で10日、バラのアレンジメント体験教室が開かれました。

この教室は、西条地区で花の生産や販売などを行う青年グループが、後継者の確保や地産地消の推進を目的に15年ほど前から毎年この時期に実施しています。

10日は、西条市のふじ保育園の園児およそ50人と県立丹原高校園芸科の2年生20人余りが参加、それぞれのテーブルに分かれた園児たちは、高校生のアドバイスを受けながらスポンジの入ったカップに色鮮やかなバラの花を次々に飾り付けて行きます。

園児ら
「楽しい」
「かあかと、おととに見せたい」

また、始めは緊張していた高校生たちも徐々に慣れていき、園児とのアレンジメント体験を楽しんでいる様子でした。

高校生
「かわいいです。やっぱり無邪気でおもしろいです」

主催者によりますと愛媛県は、切バラの出荷量が全国5位となっていて、中でも西条市は、県内の出荷量の9割を占めているということです。

そのため今後もバラの産地であることをPRするとともに、花のある生活を提案し、後継者育成につなげたいと話していました。