国内外の芸術大学の学生たちが10日、愛媛県松山市の伝統工芸品「伊予かすり」について学びました。

学生たちは来月、県内で開催されるアートイベント「artventureehimefes」に向けた国際交流プログラム「サマースクール」の一環で、フィールドワークとアート制作に取りんでいます。

10日は伊予かすりの工房を訪問し、まず、職人からその歴史や作業工程の説明を受けた後、実際に機織り機を使ってかすり作りを体験しました。

東京藝術大学院生(アメリカ出身)
「美しいパターンやすごく繊細な藍染めした糸がきれい。ミュージックみたい。トントン、トントン、リズムがあるのがきれい」

インド国立デザイン大学院生
「インドには伊予かすりに似た“イカット”がある。職人とブランドも作っているので、学んだことを活かして、質感に合わせた模様や日常で着るような服をデザインしてみたい」

また、かすりのハギレを使ったお手玉も作りました。

愛媛での学びを活かしたアート作品は、今週土曜日の13日に砥部町内で開かれるイベントで、お披露目される予定です。