「エアコンはつけっぱなしに」夏の快眠法
東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長に夏の快眠について教えてもらいました。
まずは、就寝時のエアコンについて。
「ひるおび」でアンケートを行なったところ、
つけっぱなし・・・43.8%
タイマー使用・・・32.2%
使わない・・・24.0%
という結果に。
〈梶本院長のおすすめ〉
◆設定温度24℃~26℃でつけっぱなし
◆湿度は50%前後
梶本院長によると、安眠のために大事なのは「脳」。
脳の疲れをとることが夏バテ防止にもなり、脳をクールダウンさせることで熱中症予防にもつながるといいます。
東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身院長:
脳にとっての理想の温度は22℃~24℃です。
でもその温度に設定すると、日本人の場合大抵皆さん寒いんですね。
体にとっての快適な室温が26℃位で、脳にとっては24℃くらい。実はその乖離が我々日本人のこの時期の不快な睡眠につながってしまっているんですよ。
「鼻」は脳の冷却装置

恵俊彰:
エアコンより、氷枕で頭を冷やすのがいいんじゃないですか?
梶本院長:
体温を調節する自律神経の中枢は、鼻の奥の鼻くうの真上にあるんです。外から冷やそうとしても冷えないんですよ。
鼻から冷たい空気を吸って鼻くうを冷やすことが大切です。
例えば、露天風呂は心地いいけど、内風呂ってすぐのぼせるでしょう。
のぼせって実は熱中症の初期サインなんですけど、なぜ露天風呂がいいかというと、外が涼しくて鼻から冷たい空気が入るからのぼせないんです。

梶本院長が勧めるのは、寝る前の「鼻呼吸」です。
▼鼻からゆっくり息を吸う【4秒】
▼息を止める【7秒】
▼口からゆっくり息を吐く【8秒】
涼しいリビングなどで3回繰り返します。
※息苦しさを感じたら無理をしないようにしてください。
梶本院長:
鼻から冷たい空気を吸って口から温かい空気を出す。脳の温度を下げることによって、結果として深い睡眠に入っていける。
4・7・8秒が長い場合は、3・4・5秒でもいいですし、自分のペースでやって下さい。