愛媛県松山市に住む70代の女性が、証券会社の社員を名乗る男から債権の購入を持ち掛けられた後、現金800万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、被害にあったのは松山市に住む70代の女性で、6月上旬、証券会社の社員を名乗る男から「インターネット銀行の債権を買いませんか」と電話があり、女性はその場で誘いを断りました。

しかし、その後毎日のように「利益が出た」などと電話がかかり、男を信用した女性は債権の購入を決め、今月6日、指定された関東地方の住所に宅配便で現金800万円を送り、だまし取られたということです。

女性は現金を送った後、詐欺ではないかと不安になり、9日に警察に相談し事件が発覚しました。

警察は、金融商品の購入を持ち掛けるタイプの特殊詐欺事件とみて捜査しています。