石田充 アナウンサー
みなさんからリクエストが多かった「2軍の情報が知りたい」という声にお応えして、週末に青森で行われた試合を振り返ります。
7月6日(土)ファーム交流戦 広島 vs. ヤクルト(青森・弘前市)

カープ芸人の シソンヌじろう さんが、青森・弘前市出身ということで始球式を務めました。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
カープファンですからね。

石田充 アナウンサー
先発は、森翔平 。ファームでは13試合目の登板でした。1回です。いきなりランナーを背負うピンチの立ち上がりだったんですが、スライダー。さらにはカットボールで2者連続三振。初回は無失点で切り抜けました。

1点を追う2回です。ランナーを1人置いて、中村貴浩 。一塁線を破るツーベースヒット。チャンスを作ります。

そして、勝負強いキャッチャーが、まだカープにはいます。磯村嘉孝 がセンターへのヒットを放ち、3塁ランナーがホームイン。同点に追いつきます。

さらに5回、打率3割前後をキープしているという、こちらもキャッチャー・持丸泰輝 が、しぶとく二遊間を破りました。
天谷宗一郎 さん
本当に競争がし烈です。

石田充 アナウンサー
ここで打席に入るのは、青森大学出身という 名原典彦 。前進守備のライトの頭上を越える長打。タイムリースリーベースで2対1と勝ち越します。
先発の森は、毎回のように三振を奪う、要所を締めるピッチング。6回を投げて1失点。1軍でも見てみたいです。

森翔平 6回 球数97 被安打7 奪三振7 失点1
天谷宗一郎 さん
そうですね。いい仕上がりです。

石田充 アナウンサー
7回には育成から再出発をしている 岡田明丈 。変化球で内野ゴロ、まず1つアウトを奪うと、最後は最速149キロのストレート。バットをへし折り、ピッチャーゴロに仕留め三者凡退。これで13試合連続、自責点ゼロです。
天谷宗一郎 さん
いいアピールを続けています。

石田充 アナウンサー
7回にはこんな “がむしゃら” プレーが…。3年目の 前川誠太、打球をセカンドが捕って一塁へ送球もセーフ。がむしゃらヘッドスライディングの後は、内野ゴロの当たりで2塁へ激走。相手にミスが出ると、一気に3塁へ。相手も返球が来るが、それがそれる。その間にホームイン。

天谷宗一郎 さん
スピード感があるのがいいです。

石田充 アナウンサー
9回は、青森・八戸学院大学出身の 大道温貴 。およそ2週間ぶりの登板でしたが、少しコントロールの乱れもありましたが、最速150キロのストレートを中心に失点はゼロ。セーブをマークし、青森に縁のある選手の活躍で初戦を勝利しました。(広島 3-1 ヤクルト)