転機となったのは2021年の夏…

長嶺李砂さん
「コンセプトは店名の通り、私の積読(つんどく)をメインにしているけど、私が読んでよかった本と、これから読みたいと思っている本しか置いていないです」

長嶺さんは、高校を卒業するまで地元・十和田市で青春時代を過ごしました。その後、東京の短期大学を卒業してからライターや編集者などとして働いてきました。

転機が訪れたのは2021年の夏です―。
父親が病に倒れたことをきっかけに地元・十和田へ月に2回ほど帰るようになりました。そのとき、知ったのが自分が引っ越したあと、十和田が「アートの街」として成長し、新たな賑わいが生まれようとしていることでした。
