過疎地に残る家は「負の遺産」谷内和田地区の多くの家も、公費による解体を機会に壊されるといいます。

高崎覚区長「誰もいなくなって農地が荒れ放題になるっていうのは、10年から20年後には必ずなってたんで、地震で10年から20年早くなったということかもしれない」
谷内和田地区は、住民の平均年齢が75歳を超えるなか、高崎さんは「親の世代はみんな戻りたいと思っている」と話します。
しかし、遠くで暮らす子ども世代は家を負の遺産ととらえる。
奥能登の過疎地が抱えてきた問題が、今回の地震でよりあらわになっています。