約1年半 一人で野球部を守ってきたマネージャー
そして、大会の出場を喜んでいるのは選手だけではありません。
(飯野 伊藤梨亜菜マネージャー・3年)
「拭いた。一回拭いた。一回拭いてこれだからもう一回拭きたいんだけど」
選手たちの練習をサポートしているのは、飯野高校の3年生でマネージャーの伊藤梨亜菜さん。


飲み物を用意したり、球拾いをしたり、こうしたマネージャーとしての仕事に伊藤さんは人一倍、特別な思いを抱いています。

(飯野 伊藤梨亜菜マネージャー・3年)
「全部楽しくやっています。全部ゼロから始めたので周りの人よりも知識がなかったし、先輩たちが特に何か教えてくれたというのはなかったので、全部イチから1年生の時に考えて」

高校入学後、野球に興味を持ちマネージャーになった伊藤さんでしたが、その年の夏の大会で選手が全員引退。
翌年も新入部員は入らず、チームは存続の危機に陥りました。しかし、伊藤さんはチームに残ることを決意。
およそ1年半、部室や備品の管理を続け、時に部活動の紹介も行うなど、一人で野球部を守ってきました。

(飯野 伊藤梨亜菜マネージャー・3年)
「これからどうしていくかというところで、監督とお話をして、できれば、毎週、部室に来て、換気をしたり、何が足りないとか、何が余っているとかも監督とお話をしたりして整えていきました」
