石川県で元日に起きた大きな地震は、いつ起きるか分からない巨大地震の脅威を、改めて感じさせる出来事でした。その大きな脅威に対し、いま警戒すべき段階に入っているとされるのが、太平洋側の"北海道東部エリア"です。

近年、日本の太平洋側で頻発する地震。2023年6月、震度5弱を観測した地震は、北海道浦河沖の深さ140キロを震源とするものでした。

北海道浦河沖 2023年06月11日 18時55分 震度5弱の震源地

赤や黄色でマークされた64万もの小さな点は、2000年以降、日本で起きたマグニチュード2以上の震源地。

地中深くで、起きる地震のメカニズムを把握しようと、より正確に、震源の位置を可視化させた、いわゆるビッグデータです。

 
巨大地震につながる兆しを探ろうとする調査が、北海道根室沖で進行中です。海底に蓄積されるエネルギーを5年前から観測するのは、北海道大学や東北大学、海洋研究開発機構=JAMSTEC(ジャムステック)による、大規模なプロジェクト。

根室沖で何が起きているのか。