屋根裏から鳴き声 大量の糞も

アライグマは、都市部の住宅地でも度々目撃されている。

福岡県小郡市の男性(70代)は、住宅の屋根裏から聞こえてくる鳴き声や足音に悩まされてきた。

男性(70代)
「こちらのエアコンがある辺りから向こうのほうに向かって、多分親子3匹くらいだと思うんですけど、鳴き声がしたりとか、走るバタバタバタって音が聞こえるんですよ」

その正体が分かったのは今年5月。初めてアライグマの姿を確認した。

男性は、住宅の1階部分をテナントとして歯科医院に貸しているが、その従業員が敷地内の木に登っているアライグマを発見し写真を撮ったという。

男性
「最初聞いた時には、本当にアライグマかと思いました。画像を見せられて『おっアライグマだ』と。まさか自分のところで見つかるとは思いませんでした」

1週間後、アライグマが見つかった木の近くにワナを設置しすぐに1頭を捕獲。

しかし、その後しばらくの間も、天井裏からは「クルルッ」というアライグマの鳴き声や足音が聞こえていたという。

男性
「1階が医療機関ですから、天井裏で糞をされたりとか、逃げられたりとかキャーキャー鳴かれると、患者がいるわけですから後々困るのでやっぱり何とかしてほしい」

最近、天井板をめくってみたところ、アライグマの姿はなかった。

代わりに見つけたのは大量の糞だ。強烈な臭いを放っているため、男性は今、張り替えを検討している。