『未災(みさい)』という言葉を知っていますか?
未災とは、「いまだに災害が来ていない」とか「未来に災害が来るかもしれない」という意味。京都大学には「斜面未災学研究センター」もできています。大雨で相次ぐ土砂災害に詳しい京都大学の釜井俊孝名誉教授に、その種類や発生のメカニズム、我々が命を守る手立てなどを聞きました。
◆発生のメカニズムは主に3つ
釜井名誉教授によりますと、①地震~大きな力で崩れる ②風化~長年経って土中に隙間が空くことで崩れる ③水圧~土壌の隙間に雨水が入り、その量が増えると水圧が上がり岩と岩を引き離そうとして崩れる のが主なメカニズムです。

雨に関しては、統計期間の最初の10年間と、最近10年間を比較すると、明らかに違いが出ています。非常に激しい雨(1時間50ミリ以上)は1.5倍。猛烈な雨(1時間80ミリ以上)は1.7倍。記録的短時間大雨情報(1時間100ミリ以上)は1.8倍と増えています。こうした雨の増加が、土中の水圧にも関わり、土砂災害が増えているとみられます。














